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【六社S】史上3頭目の「珍勝利」なるか 日本ダービー3着のハーツコンチェルトが帰国初戦V狙う

  • 2024年05月07日(火) 17時15分
 昨年の日本ダービーで3着だったハーツコンチェルト(牡4、美浦・武井亮厩舎)が、六社ステークス(4歳上・3勝クラス・芝2400m)で待望の2勝目を狙う。

 ハーツコンチェルト父ハーツクライ母ナスノシベリウス、母の父Unbridled's Songの血統。父×母父の組み合わせはスワーヴリチャードノットゥルノアダムバローズカレンケカリーナなどの活躍馬が出ているニックスだ。

 ここまで10戦1勝。2歳秋の新馬(中京芝2000m)を8馬身差で圧勝し、一気にクラシック候補へと浮上した。しかし、その後は東京スポーツ杯2歳Sが3着、青葉賞が2着と惜敗続き。GIでも日本ダービーが3着、菊花賞が6着と見せ場をつくったが、勝利には手が届かなかった。そして今年は日経新春杯(4着)をステップに自身初の海外遠征へ。サウジアラビアのネオムターフCで初タイトルを目指したが、展開不向きもあって11着大敗を喫している。

 今回は自己条件の3勝クラスからの再出発となる。86年以降に限っても、海外からの帰国初戦を制した馬は数多くいるが、条件クラスを勝った馬となると僅かに8頭のみ。芝に限ると00年紫野特別サンデーピクニック、06年初霜特別のピカレスクコートの2頭しかいない。実績的には圧勝まで期待できる一戦。史上3頭目の「珍勝利」で今後に弾みをつけてほしい。

【海外からの帰国初戦で条件クラスを制した馬】
・00年4月23日・紫野特別(900万下)・サンデーピクニック
・06年12月10日・初霜特別(1000万下)・ピカレスクコート
・08年6月1日・富嶽賞(1000万下)フラムドパシオン
・18年6月24日・清里特別(1000万下)・ルッジェーロ
・18年6月24日・花のみちS(1600万下)・マテラスカイ
・18年8月25日・瀬波温泉特別(1000万下)・タイキフェルヴール
・19年11月30日・犬山特別(2勝クラス)・マスターフェンサー
・20年11月1日・障害未勝利・スズカデヴィアス

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