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【地方競馬】オーサムリザルトが川崎・エンプレス杯で重賞初制覇 武豊「まだまだ強くなる」

デイリースポーツ
  • 2024年05月08日(水) 21時53分
 「エンプレス杯・Jpn2」(8日、川崎)

 ダート牝馬路線にニューヒロイン誕生だ-。JRA通算4500勝にあと2勝と迫る武豊に導かれた1番人気のオーサムリザルトが最初のスタンド前で主導権を奪うと、連覇を狙った3番人気グランブリッジの猛追を首差退け、無傷6連勝で初のタイトルを奪取した。3着には7番人気のキャリックアリードが追い込んだ。

 さすが千両役者だ。名手・武豊に導かれた、4歳牝馬オーサムリザルトが重賞初挑戦にして歴戦の猛女たちを退けた。

 トップスタートを切ったが、内からライオットガールが先手を主張すると控えて2番手。それでも「行きっぷりがすごかったので、あまり抑えても」と鞍上。1周目の直線に入るとすぐに先頭を奪い返してセーフティーリードを保ったまま勝負の直線へ。追いすがるライオットを難なく振り切ると、ゴール前で外から猛然と追い込んだグランブリッジも頭差抑えた。

 「1頭になると気を抜くところがあって(ゴール前は)ヒヤッとした」とユタカ・スマイル。自身は6日の名古屋グランプリノットゥルノで制したばかり。これが地方競馬での重賞117勝目(うちG1、Jpn1・33勝)となり、スタンドからの大きな声援に応えた。「(連勝を)ストップさせたくなかったし、強いメンバーにどうかという思いもあったけど…内容は完勝でしたね。まだまだ強くなると思います」と名手からお墨付きをもらった4歳牝馬は秋には大舞台も見据える。

 2歳秋にデビューしたが、休み休みで順調に使うことができない状況。それでも白星街道をまっしぐらに歩む愛馬に池江師は「使ってメンテナンスの必要な馬。この後は休ませますが、秋は国内で1走し、その後はブリーダーズカップ・ディスタフ(11月2日・米デルマー)に挑戦させたい気持ちがあります」と大きな夢を公表。数多くの名馬を育ててきた名トレーナーにそこまで言わせる逸材。群雄割拠の女王路線に現れた新星は、ただ者ではなさそうだ。

提供:デイリースポーツ

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