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【ヴィクトリアM】ウンブライル もう2着はいらない 木村師「“来年こそは”と思いながら準備してきた」

スポニチ
  • 2024年05月09日(木) 05時24分
 阪神牝馬S2着ウンブライルは美浦Wコースでシャープな伸び。ホームとなる東京への舞台替わりで逆転に燃える。

 昨年NHKマイルCで2着に入ったウンブライルにとって、東京芝マイルは「言い訳の利かない」(木村師)好舞台。だからこそ仕上げに一切の妥協は許されなかった。「去年の今頃から“来年こそは”と思いながら準備してきた。なんとか巻き返したい」。トレーナーのその言葉に、このレースへの並々ならぬ思いが垣間見えた。

 Wコース3頭併せとなった最終リハ。カーペンタリア(5歳3勝クラス)を前に、プレサージュリフト(5歳オープン)を後ろに置く形でスタートした。道中はゆったりしたラップでも気分を崩すことなく追走。直線はプレッシャーのかかる僚馬の間から手応え良く伸び、ラスト1Fは軽々11秒3。馬なり調整で全体時計こそ5F68秒3と速くはなかったが、中身の詰まった調教を消化した。

 理想の調整過程をたどってきた。前走阪神牝馬S(2着)後はノーザンファーム天栄でしっかり疲れを癒やし、3週前に帰厩。Wコースでの1週前追いでは長め7Fから追い切り、直線は強めに追われラスト1F11秒0としっかり負荷をかけられた。木村師も「トラブルなく考えた通りできたなと思っている」と万全をアピールした。

 大舞台の厳しさを知る名トレーナー。本番までの調整も手を抜くつもりは毛頭ない。「ここから日曜日までの自分が下す一つ一つの判断、決断が扉をこじ開けることができるか否かのポイントにはなってくる。健康状態を上げていくことに全集中していきたい」。木村師が手塩にかけて育てた4歳牝馬。過去最高のパフォーマンスを見せる準備は整った。 

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