開業4カ月で重賞初制覇なるか。
千葉直人調教師が
七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)の
セイウンプラチナ(牡5)で初タイトルを狙う。
千葉直人調教師は86年生まれの37歳。騎手時代には
JRA通算24勝。重賞には2回挑み、08年の
七夕賞の
アクティブアクトが11着、09年の
フェアリーSの
ラブミラーが10着だった。12年に引退後は藤原辰雄厩舎と
鈴木伸尋助手で調教助手として経験を積み、22年に調教師試験に合格。今年3月に開業し、60戦して4勝を挙げている。
今週の
七夕賞は調教師として初めて、そして騎手時代を含めても15年ぶりの重賞チャレンジとなる。エントリーしているのは厩舎で唯一のオープン馬の
セイウンプラチナ。前走の
ドゥラメンテCは単勝21.9倍の8番人気だったが、鮮やかに逃げ切って厩舎に初勝利を届けた。その後はリフレッシュを挟み、ここ目標に乗り込まれている。当然ながら実績では見劣るが、軽ハンデと先行力は大きな魅力だ。
千葉厩舎はここまでの馬券圏内8回のうち4回が7番人気以下と、人気薄での一発が目立つ。前走に続いて低評価を覆し、同期開業では一番乗りでの重賞制覇となっても決して驚けない。