現地時間10月5日(日)に仏・ロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏G1)に登録している
メイショウサムソン(牡5、栗東・高橋成忠厩舎)の調教状況及び関係者のコメントが24日、
JRAより発表された。
【関係者の話】
(高橋成忠調教師)
「武騎手に乗ってもらい、本格的な追い切りを行って感触を確かめてもらいました。今日は
シャンティイ競馬場の芝コースで残り1200m位から追い切り、栗東での調教と同様に、上がり2F25秒を切るくらいの調教となりました。今日の馬場は雨の影響で柔らかい状態でしたが、かえって脚元に良く、最高の追い切りができました。この馬本来の出来にあると思います。サムソンは精神的にも落ち着いており、
リラックスしています。飼葉もよく食べて、体調面の問題もありません。来週もう一度強めの調教を行うかもしれませんが、現在のところ理想的に仕上がっており、手応えを感じています。予想以上に馬の気持ちが良い方に出ているように思います。本当にフランスの環境が合っているようですね」
(
武豊騎手)
「
メイショウサムソンはすごく元気で、動きも良かったです。今日は若干雨が降りましたが、芝のコンディションは良く、コースにある坂の上り下りも上手にこなしていました。本当に良い調教になったと思います。レースが近づいてきていますが、何も気になることはありません。フランスに来てからのこれまでの調教が順調にきているようですね。
シャンティイ競馬場での追い切りとなりましたが、
メイショウサムソンも競馬場の雰囲気が分かるようで、今日の追い切りでこれから更に良くなると思います。フォワ賞をパスしたことが、結果的によい方向に向いていると思います」
(丸山調教助手)
※
ファンドリコンドル(サムソンの併せ馬)に騎乗
「今日はサムソンと
コンドルで併せる形で調教を行いました。サムソンは
コンドルの様子を見ながら、3〜4馬身後方から追いかけて、残り1Fで
コンドルに並び、ゴールでは逆に2〜3馬身程突き放す形となりました。競馬場での調教ということで、サムソンの気合も適度に乗っているようで、状態の方も良さそうに見えました」
(中田厩務員)
「今日追い切りを行ったことで、気合が乗ってきました。サムソンもレースが近づいてきているのを感じ取っていると思います。このところの調教でお腹回りもすっきりとしてきました。このまま順調に行ってくれればと思います」