92年の
JRA賞最優秀5歳以上牝馬・
イクノディクタス(牝22)が繁殖生活を引退。北海道新冠町の五丸農場で余生を送ることになった。
同馬は
父ディクタス、
母ダイナランディング(
その父ノーザンテースト)という血統。51戦のキャリアをタフに走り抜き、92年の
金鯱賞(GIII)、
オールカマー(GIII)など重賞4勝を含む9勝をマーク。93年の
安田記念(GI)2着、
宝塚記念(GI)2着と牡馬に混じっても健闘し、史上初の賞金5億円獲得牝馬となった。
繁殖牝馬になってからは、これまでのところ目立つ産駒を残せていないが、昨年生まれた
ノーリーズンの牝馬が最後の産駒になる。