31日、東京競馬場で行われた第59回
東京新聞杯(4歳上、GIII・芝1600m)は、
田中勝春騎手騎乗の5番人気
アブソリュート(牡5、美浦・
宗像義忠厩舎)が、中団追走から直線で外に持ち出されると鋭く抜け出し、15番人気
キャプテンベガに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分36秒9(不良)。さらに2馬身差の3着には9番人気
スマイルジャックが入った。1番人気
タマモサポートは6着、2番人気
ローレルゲレイロは13着、3番人気
サイレントプライドは15着にそれぞれ敗れている。
勝った
アブソリュートは、
父タニノギムレット、母は94年の札幌3歳S(GIII)、
フェアリーS(GIII)を勝った
プライムステージ(
その父サンデーサイレンス)。祖母は
ダイナアクトレス(
毎日王冠-GIIなど重賞5勝)。伯父に
ステージチャンプ(
日経賞-GII、
ステイヤーズS-GIII)、いとこに
スクリーンヒーロー(
ジャパンC-GI、
アルゼンチン共和国杯-GII)、
マルカラスカル(
中山大障害-JGI、
中山グランドジャンプ-JGI)がいる血統。
07年1月のデビューから2連勝をマーク。その後もマイル戦で勝ち星を重ね、前走の
クリスマスC(1600万下、中山・芝1600m)を勝ってオープン入りを果たした。今回が重賞初出走。この勝利で1600mでは4戦4勝となった。通算成績12戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
田中勝春騎手は
キングストレイルで制した07年
京成杯AH(GIII)以来の
JRA重賞制覇で通算42勝目。管理する
宗像義忠調教師は
バランスオブゲームで制した06年
オールカマー(GII)以来の
JRA重賞制覇で通算13勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。