11日、中山競馬場で行われた第27回ニュージーランドT(3歳牡牝、GII・芝1600m)は、
吉田豊騎手騎乗の1番人気
サンカルロ(牡3、美浦・大久保洋吉厩舎)が、中団のインコースから直線で抜け出すと、5番人気
ティアップゴールドに2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分33秒8(良)。さらにクビ差の3着には3番人気
ジョーカプチーノが入った。なお、上位3頭には
NHKマイルC(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
サンカルロは、
父シンボリクリスエス、母が
JRA3勝のディーバ(
その父Crafty Prospector)という血統。昨年10月のデビュー戦(東京・芝1600m)を制し、2戦目の東京スポーツ杯2歳S(GIII)は3着。その後は
ひいらぎ賞(500万下)、
ジュニアC(OP)と、いずれも1番人気で3着に敗れたが、2走前の
クロッカスS(OP)で2勝目を挙げると、前走の
スプリングS(GII)でも4着に好走していた。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の
吉田豊騎手は
ブルーメンブラットで制した昨年の
マイルCS(GI)以来の
JRA重賞制覇で、通算26勝目。管理する大久保洋吉調教師は
ハイアーゲームで制した07年
鳴尾記念(GIII)以来の
JRA重賞制覇で、通算では38勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。