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ディープスカイの引退式が行われる

  • 2009年08月30日(日) 18時30分
 08年のNHKマイルC(GI)、日本ダービー(GI)の変則2冠馬ディープスカイ(牡4、栗東・昆貢厩舎)の引退式が30日、最終レース終了後の札幌競馬場で行われた。

 同馬は父アグネスタキオン、母アビ(その父Chief's Crown)という血統。宝塚記念(GI)3着後、日高町のファンタストクラブに放牧に出され秋のGI戦線に備えていたが、左前脚に浅屈腱炎を発症したために引退の運びとなった。通算成績17戦5勝(重賞4勝)。

 来シーズンからは日高町のダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬生活を送る。なお、ディープスカイは30日付で競走馬登録を抹消することがJRAから発表されている。

 ディープスカイ引退式での関係者コメントは以下の通り。

○馬主:深見敏男氏のコメント
ディープスカイ号は、私たちにとって、一生掛かってもなかなか経験することのできない感動と夢を与えてくれました。日本ダービーの4コーナーを回ってからの大外一気の差しきりは今でも鮮明に思い出すことができます。今秋も感動をと思っていたのですが、残念ながら本日引退します。今後は、アグネスタキオン号の後継種牡馬として、素晴らしい子供たちを作ってくれればと思います。ファンの皆様、温かい応援をありがとうございました」

昆貢調教師のコメント
「最初は弱くてケアが大変でしたが、必ず走ってくれると確信を持っていました。それでも、日本ダービー制覇の時は信じることができませんでした。3歳では頂点を極めましたが、古馬では惜しいレースが続いていたので、ディープスカイ号の子供では、ぜひ古馬の大きいところを取ることができればと思います」

四位洋文騎手のコメント
「初めて跨ったときは、ちょっと臆病なところがあり、幼さの残った馬でした。それが、日本ダービーでは大外に出してから届いてくれて、最高の気持ちでした。電話で引退を聞いた時は、今秋こそと思っていたので、ショックでした。サラブレッドにとって、故障は仕方のないことでもあるので、気持ちを切り替えて、ディープスカイ号の子供でまた大きなレースを勝てればと思います」

○堂本和裕厩務員のコメント
「初めて厩舎に入って来たときは、線は細かったのですが、バランスがよい馬だと思いました。日本ダービーを勝った後も、自分にとっては、ダービー馬というよりも、やはりディープスカイ号でした。本当に人なつこく、可愛い馬でした」

○生産者:水上行雄氏(笠松牧場代表)のコメント
日本ダービーは、東京競馬場で見ましたが、ゴールした瞬間は、感動と感激でいっぱいでした。またディープスカイ号の子供を生産して、競馬場に応援に来たいと思います」

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