「第17回
青葉賞・GII」(芝2400m)は1日、東京11Rに18頭で争われ、中団を追走した圧倒的1番人気の
ペルーサが、直線で抜け出すと、後続の追い上げを一切寄せ付けず、2着の
トゥザグローリー(2番人気)に4馬身差をつけ、2分24秒3のタイムで重賞初勝利を飾った。3着には3番人気の
ハートビートソング。上位2頭には5月30日に東京競馬場で行われる
日本ダービーの優先出走権が与えられる。
無敗のまま、
ヴィクトワールピサと激突―。ファンの多くが期待する結果となったが、
ペルーサの強さは想像を越えていた。「この勝ち方で本番を意識しないということはありえない」と横山典が言えば、見守った藤沢和師も「思った以上に強い競馬」と目を細める。
管理した
父ゼンノロブロイ、そして
シンボリクリスエスも
青葉賞を圧勝しながら、ダービーでは2着に涙を飲んだ。「
年度代表馬になった2頭と同じぐらいの競馬ができた。でも、きょうは重賞を勝っている馬がいなかったし、今度は強い馬が出てくる」と師は気を引き締めるが、勝ち時計の2分24秒3は先輩2頭を大きく上回ってみせた。
過去に、
青葉賞を
ステップにダービー馬に輝いた馬はいない。しかし、無敗のまま同レースを制した馬も初めて。東西横綱がぶつかる、5・30頂上決戦が待ち遠しい。
提供:デイリースポーツ