ゴール前で先頭に立った
ヒカルアマランサスだが、
ブエナビスタの鬼脚に屈して首差の2着。内田博は「やったと思ったけど、最後は隣の馬が出ていたから」と悔しさをにじませた。それでも、2強の一角を崩しての銀メダルは胸を張れる。
ここ2戦より前での競馬になったが「スタートを出たときは行こうと思っていたし、いい位置につけられた。最後は(勝ち馬が)すごい脚で来るだろうと思っていたので勢いをつけながら徐々に追い出した」と振り返った。惜敗に「これが競馬だからね」と池江郎師。ただ、8番人気で臨んだ初めてのGIでの好走に「よく走ってくれた」と納得の表情を浮かべた。今後は未定だが、
ブエナビスタ、
レッドディザイアと同級生の4歳馬。府中で見せた輝きは、これからさらに増しそうだ。
重賞初Vを決めた勢いを府中でも見せつけた。11番人気の
ニシノブルームーンが大健闘だ。勝ち馬と並ぶ上がり3Fで混戦の3着争いを制した。北村宏は「スタートは上手に出たが、マイルの流れに戸惑い、後ろの位置になってしまった」と振り返る。それでも、最後の末脚には「狭いところからよく伸びてくれた。最後まであきらめていなかった」とたたえた。
提供:デイリースポーツ