20日、JBBA日本軽種馬協会から来年度の種牡馬配置が発表された。
コロナドズクエストと
アラムシャーの導入は紹介済みだが、その一方で、ひとつの時代を築いた名種牡馬
ロイヤルスキー(牡29)の栃木県・那須種馬場移動も発表された。同種馬場は種付業務を行なっておらず、事実上の種牡馬引退となった。
ロイヤルスキーは
父Raja Baba、
母Coz o'Nijinskyという血統。母名からわかるように名種牡馬
Nijinskyを近親に持ち、現役時代は米国で2〜3歳時にローレルフューチュリティ(米G1)など14戦8勝。78年に米国で種牡馬となり、80年から日本で供用されている。
日本では初年度産駒から
ワカオライデン(朝日
チャレンジC)といった活躍馬を出したほか、
ロイヤルシルキー(
クイーンS)、
アサカサイレント(
オールカマー)などコンスタントに重賞勝馬を送り、90年には
アグネスフローラ(
桜花賞)で待望のクラシック制覇を成し遂げた。近年では
スキーパラダイス(ムーランドロンシャン賞)、
アグネスフライト(
日本ダービー)、
アグネスタキオン(
皐月賞)、
エアジハード(
安田記念)など母の父として評価が高まっていた。