「第104回
京都記念・GII」(芝2200m)は13日、京都11Rに12頭で争われ、インの3番手を追走した1番人気
トゥザグローリーが残り1Fで抜け出し、追い上げた5番人気
メイショウベルーガの追撃を3/4馬身抑えて、重賞2勝目をマーク。今月いっぱいで定年を迎える池江郎師に70個目の重賞タイトルをプレゼントするともに、自身のさらなる飛躍をアピールした。勝ちタイムは2分13秒9。1馬身差の3着には2番人気
ヒルノダムールが入った。
「3角の位置取りから勝てるだろうと思っていた。本当に強い馬。乗っているだけでした。乗せてもらえて光栄です。池江(郎)先生に(重賞勝ちを)プレゼントでき、とてもうれしい」と騎乗したリスポリは瞳を輝かせた。
感謝の気持ちを勝利に込めた。厩務員は
母トゥザヴィクトリーも手掛けた市川厩務員、調教担当は池江助手と?チーム・
ディープインパクト?でつかんだV。「返し馬は掛かり気味に行くが、そういうイメージで乗られると困るので“レースでは問題ない”とだけジョッキーには話した。気持ち良く乗ってくれたね。体も精神面も大人になった。他人ごとみたいだけど、強かった。先生にいい報告ができる」と池江助手に笑顔がこぼれる。
3歳の3月にデビューし、ダービー(7着)にまで駒を進めた。「1年足らずで、ここまできたのはすごいこと。よく頑張ってくれた」。東京競馬場での観戦となった池江郎師は素質馬の成長を喜ぶ。20日の
フェブラリーSは
バーディバーディで最後のGIへ。名伯楽の戦いはまだまだ終わらない。
提供:デイリースポーツ