「第20回
アーリントンC・GIII」(芝1600m)は26日、阪神11Rに13頭で争われ、中団を追走した4番人気の
ノーザンリバーが、3連勝で初重賞制覇を飾った。直線半ばで先頭に立つと、そのまま押し切った。勝ちタイムは1分34秒2。3/4馬身差の2着は内から伸びた11番人気の
キョウエイバサラ、さらに3/4馬身差の3着には逃げ粘った5番人気の
テイエムオオタカが入った。1番人気の
ノーブルジュエリーは行き脚がつかず後方を進み、直線でも見せ場なく7着に終わった。
武豊は歴代3位の25年連続
JRA重賞制覇を達成。単独トップの
アーリントンC6勝目に「よかったです。ダートで連勝していて芝でも勝てた。先が広がりましたね」と自身の記録よりもパートナーをたたえる。2戦ぶりのコンビとなったが「当時と違って、しっかりしていた。いい仕上がりでしたし、レースセンスがありますね」と成長を実感する。久々の芝に戸惑うこともなく、上がり3Fもメンバー最速(34秒5)をマーク。終わってみれば、完勝だった。
浅見師も「強かった。賞金加算ができたし、GIを含めて、いろいろ考えたい」と力強い。確たる主役のいない3歳牡馬路線に、楽しみな新星が現れた。
提供:デイリースポーツ