4日、中山競馬場で行われたダービー卿CT(G3・芝1600m)は後藤浩輝騎手騎乗の7番人気
マイネルモルゲン(牡4、美浦・
堀井雅広厩舎)が中団から差し切り接戦を制した。勝ち時計は1分33秒4(良)。2着にはさらに後方から伸びた
マイネルソロモンが入り、同馬主のワンツーフィニッシュ。1番人気でトップハンデ(56.5キロ)の
ウインラディウスは好位の内から良く伸びたが、クビ、クビの惜しい3着だった。2番人気
ユートピアは7着。
勝った
マイネルモルゲンは、父Mt.Livermore、
母モーニングタイド(
その父Seeking the Gold)という血統の持ち込み馬。Mt.Livermore産駒の重賞勝ちは、93年
根岸S(G3)の
プロストライン以来で、芝では初。これまで
NHKマイルC(G1)、
デイリー杯2歳S(G2)などで3着はあったが、12度目の重賞挑戦で初の重賞制覇となった。通算成績は21戦5勝で、オープン特別は2勝。
鞍上の後藤浩輝騎手は、昨年12月の
中日新聞杯(G3)以来で、今年初めての重賞制覇。管理する
堀井雅広調教師は、
シベリアンメドウで勝った01年の
京王杯2歳S(G2)以来、約2年5ヶ月ぶりの通算6勝目の重賞勝ち。