「第59回
京都新聞杯・GII」(芝2200m)は7日、京都11Rに15頭で争われ、中団を追走した3番人気の
クレスコグランドが、直線で先頭に立った2番人気の
ユニバーサルバンク(2着)の外から一気に強襲。鮮やかに鼻差差し切り、2分13秒5のタイムで重賞初勝利を飾った。さらに頭差の3着には10番人気の
サウンドバスターが入った。断然1番人気の
レッドデイヴィスは好位追走も伸びを欠き、10着に敗れている。
武豊は「これでダービーへの切符は取れたと思う。素質がありそうだし、まだまだ良くなりそう」と充実の汗をぬぐった。
前走から中1週の強行軍でも仕上げに問題はなかった。石坂師は「前走を勝って、ここを使ってダービーと思っていた。勝てて良かった」と胸をなで下ろした。姉
アプリコットフィズや
父タニノギムレットの手綱を取った名手も「お父さんもダービー馬。力強いし、ラストの脚も速い。東京の方が良さそう」と太鼓判を押す。3連勝で重賞初Vを決めた新星が、府中で3歳の頂点を狙う。
提供:デイリースポーツ