2005年春に釜山競馬場をオープンさせるKRA韓国馬事会(会長・朴昌生)が、20日に宮崎競馬場で行われた「九州トレーニングセール」において5頭の日本産サラブレッドを総額573万3000円で購入。これらを含めて、16年度の九州トレーニングセールは16頭が上場され9頭が総額約1624万円で売却された。
日本と韓国の馬交流の歴史は古く、昭和40年代中頃から昭和50年代後半までアラブを中心に多くの馬が海を渡っていた。その後、オーストラリア、ニュージーランドが低価格を武器に市場に参入し、日本は価格競争に敗れる形で縁遠くなっていたが、今回、JBBA日本軽種馬協会が掲げる「軽種馬海外流通促進事業」に添う形で再び門戸が開かれた。
なお2002年から始まった同セールからは、初年度に1280万円で落札された
ミッキーベル(牡4、
父サクラローレル、母エイ
シンゴーデイー)が、今年の04年の
ダイヤモンドSで2着に入るなど活躍を見せている。