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オルフェーヴル前哨戦圧勝、3冠へ王手/神戸新聞杯

  • 2011年09月26日(月) 12時00分
 菊花賞トライアル「第59回神戸新聞杯・GII」(芝2400m)は25日、阪神11Rに11頭(8番クレスコグランドは出走取消)で争われ、1番人気の2冠馬オルフェーヴルが後続に2馬身半差をつける完勝劇で、3冠へ王手をかけた。勝ちタイムは2分28秒3。ダービー2着馬で2番人気のウインバリアシオンが2着を確保。さらに2馬身半差の3着には3番人気のフレールジャックが入り、人気通りの結果となった。なお、この3頭には菊花賞(10月23日・京都)への優先出走権が与えられる。

 申し分ない勝ちっぷりだった。スタートをきっちりと決めてソツなく好位を確保。前半1000mの通過タイムは1分3秒5というスローペースだったが、スタンドのどよめきをよそに淡々と運行。4角から仕掛けられると、即座に力強いフットワークを繰り出し、最後の坂をモノともせずに後続を突き放した。

 プラス16キロという余裕残しの仕上げながら、上がり3Fはメンバー最速の32秒8。持ち前の切れ味を存分に見せつけた。「距離を意識して乗った。多少、ハミをかんだりしていたけど、うまく我慢ができたと思う。4角で膨らんだり、直線で内に入っていったりと粗削りな面はあったが、最後はすごく反応が良かった」と池添。史上7頭目となる3冠達成へ。「血統的にも(3000mは)こなせると思う。3冠馬の誕生を見てほしい」と主戦は高らかに宣言した。

 見届けた池江師も納得の笑みを浮かべた。「予想以上に内容が良かった。今回は好位で折り合いをつけられたのが収穫。メジロマックイーンみたいなレースをしたね。次はギリギリまで馬を追い詰めて仕上げていきたい。刀を磨くように」。もはや覇道を阻むものは存在しない。歓喜の瞬間は目前まで迫っている。

提供:デイリースポーツ

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