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ローズキングダムが昨年のJC以来の復活V/京都大賞典

  • 2011年10月10日(月) 12時07分
「第46回京都大賞典・GII」(芝2400m)は9日、京都11Rに8頭で争われ、単勝1.8倍の1番人気に支持されたローズキングダムが、道中3番手追走から直線で力強く抜け出し、昨年のジャパンカップ以来の勝利を挙げた。勝ちタイムは2分24秒1。1馬身1/4差の2着は4番人気のビートブラック、さらに首差の3着には3番人気のオウケンブルースリが入った。なお、中団からレースを進めた2番人気のジャガーメイルは4着に終わった。

「59キロを背負っているとは思えないくらいの切れ味だった。風と一緒になった」。昨年のダービー2着以来のコンビとなった後藤はゴール板を通過後、パートナーを左手で2度、優しくなでて労をねぎらった。

「これだけの少頭数だし、ペースをどの馬が握るか分からなかった。スタートして決めようと思った」と話す通り、出たなりでスッと3番手へ。道中の折り合いもピタリ。直線で抜け出すと、あとは独壇場だ。こん身の右ステッキに応え、上がり33秒1の脚を披露。後続の追撃を全く許さなかった。

 橋口師も「いい勝ち方をした。完璧。59キロが唯一の心配だったけど、いい馬場だったのが良かったね。いいスタートが切れたよ」と笑みが絶えない。次は天皇賞・秋(30日・東京)でGI3勝目を狙う。「さっき勝った馬(ダークシャドウ)やブエナなど、強力なメンバーもいるから」と気を引き締めた。真の強さを示すのはこれから。復活したキングダムが、勢いに乗って王道を突き進む。

提供:デイリースポーツ

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