昨夏のメイクデビューで次々に勝ち上がりを見せた
須貝尚介厩舎の2歳馬。秋から冬にかけて、なかなか勝ち上がることはできなかったが、明けて3歳、再び
アクセルを踏んでクラシック戦線に名乗りを挙げてくるはず。
その筆頭は東京スポーツ杯2歳S4着から休養していた
ジャスタウェイだろう。1月12日にノーザンFしがらきから帰厩。翌々日から坂路でのキャンターを開始しており、順調に調整が進んでいる。「前走後は雨でコンディションの悪い馬場を走ったので、リフレッシュも含めて放牧に。いい状態で帰ってきましたよ」と
須貝尚介調教師。次走は2月5日の
きさらぎ賞(京都芝1800m)が予定されている。
ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着だった
ゴールドシップは「賞金は加算できたし、
皐月賞へ直行することも考えたんですが、少し間隔があきすぎるので」と師は3月4日の
弥生賞(中山芝2000m)への参戦を表明。レースまで時間があるが「放牧には出さず、手元でじっくり調整します」とのこと。
そして今週は先週の京都芝1600m(牝)を除外された
ショウナンマオが、1月21日(土)京都芝1600mに
福永祐一騎手でスタンバイ。「予定が延びた影響もなく順調。初戦から力を出してくれると思います」と師の期待は大きい。
また同日の京都ダート1200m(牝)には新馬2着以後、休養していた
ピエナアプローズが予定。今朝は坂路で
シルクシュナイダー(
アンタレスSに出走予定)との併せ馬だったが、手応えはこちらが優勢。久々を感じさせない動きを見せており、勝ち負け必至だろう。[取材:井内利彰]