「第17回
シルクロードS・GIII」(芝1200m)は28日、京都11Rに16頭で争われ、中団を追走した単勝1.4倍の1番人気
ロードカナロアが直線半ばでエンジンがかかると、逃げ粘る2番人気
エーシンダックマン(2着)をあっさりかわし、後続に2馬身半差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分8秒3。さらに頭差の3着には最低人気(16番人気)の
ケンブリッジエルが入った。
勢いは止まらない。前走の
京阪杯に続く重賞Vで、連勝を“5”に伸ばした。
日経新春杯(
トゥザグローリー)、
AJCC(
ルーラーシップ)に続く3週連続の重賞制覇を達成した福永も「直線では前と離れていたけど、一気でしたね」と満面の笑み。波に乗る人馬が、いともたやすく1番人気に応えてみせた。
府中で観戦した安田師も舌を巻く強さだ。「(道中が窮屈だったため)4角で一瞬、悪夢がよぎったが、直線に向いてからの脚は違った。57キロでこの伸びは本物。末恐ろしいです」と喜びをストレートに表現する。次走は
高松宮記念(3月25日・中京)。同厩舎のラ
イバル・
カレンチャンを下し、短距離界完全制圧をもくろむ。
提供:デイリースポーツ