「第19回
マーチS・GIII」(ダート1800m)は25日、中山11Rに16頭で争われ、後方を追走した6番人気の
サイレントメロディが、大外を強襲。一緒に伸びた16番人気の伏兵
メイショウタメトモとの追い比べを首差制してV。タイムは1分51秒0。さらに1馬身半差の3着には、7番人気の
バーディバーディが入った。なお、1番人気に推された
シルクシュナイダーは直線で伸びを欠き6着に終わった。
鮮やかに良血開花を宣言した。後方で折り合った
サイレントメロディが直線で外から鋭く末脚を発揮し、2度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得。6番人気と下馬評は高くなかったが、今回がコンビ初結成となった後藤は「きょうは狙っていた」と笑顔でうなずいた。
「ずっとケイコには乗っていた馬で、いつか重賞を勝てると思っていたからね。一瞬の脚を使いやすい、脚抜きのいい馬場状態も合っていた」。昨年春にダート路線へ転向してから、これで道悪は3勝目。巧者ぶりを遺憾なく発揮した。
決め脚は、重賞2勝の
母サイレントハピネス譲り。「まだ超一流馬とは差があるだろうけど、精神的にも余裕のある馬で楽しみ。(G)III、II、Iとじっくりいきたい」と国枝師。賞金加算に成功し、今後は交流重賞も視野に入れて着実に
ステップアップを図っていく。
提供:デイリースポーツ