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ストロングリターン雪辱V、福永騎手「やっと結果を」/安田記念

  • 2012年06月04日(月) 12時00分
「第62回安田記念・GI」(芝1600m)は3日、東京11Rに18頭で争われ、中団馬群の中を追走した2番人気のストロングリターンが、直線外から抜け出し、13番人気のグランプリボス(2着)との競り合いを首差制してV。1分31秒3のJRAレコードでGI初制覇を飾った。3着は2馬身差で15番人気のコスモセンサーが入り、3連単は46万8600円の高配当。なお、1番人気のサダムパテックは9着に敗れた。注目の香港勢はラッキーナインが11着、グロリアスデイズは14着に敗れている。

 先頭でゴール板を駆け抜けたストロングリターンの背で、福永は小さく右の拳を握りしめた。その後、かみしめるようなガッツポーズを2回。これこそが、今の気持ちを代弁するものだった。「春のGIは有力馬で結果が出せなかったが、やっと結果を残せた」。リーディングのトップをひた走る男も、GIでは皐月賞2着が最高着順。自然と右手が上がった。

 初コンビの前走、京王杯SCでは4着。福永は「昨年は石橋(脩)君が騎乗して2着。彼も結果を出していたが、それ以上の結果が求められると思っていた」と語る。プレッシャーに打ち勝っての栄冠を「能力がきっ抗したメンバーだけに、ひとつのミスも許されないと思っていたが、スタート、道中、直線と全てがうまくいった」と振り返った。

 まさに“福永ウイーク”だった。土曜の鳴尾記念トゥザグローリーで制し、日曜はGI、最終レースのユニコーンSでもVをつかんだ。ただ、現状には満足していない。さらなる高みを目指すためトゥザグローリーで臨む宝塚記念(24日・阪神)後には、アメリカ西海岸への武者修業を計画している。候補はハリウッドパーク競馬場、そしてデルマー競馬場。さらに、今回のパートナー・ストロングリターンにも遠征プランが浮上している。この一戦でひと回り大きくなったユーイチ。夏の海外遠征を期に、さらなる進化が見られそうだ。

提供:デイリースポーツ

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