29日、新潟競馬場で行われた
新潟記念(G3・芝2000m)は、
中舘英二騎手騎乗の3番人気
スーパージーン(牡6、栗東・坂口正則厩舎)が、道中4番手追走から直線早めに抜け出すと、後方4番手追走から直線外に持ち出した圧倒的1番人気(単勝190円)
レニングラードを1馬身抑え快勝した。勝ちタイムは1分57秒7(良)。さらに1.3/4馬身差の3着は先に抜け出した6番人気
トーセンダンディが入り、2番人気
マーベラスダンスは後方2番手から直線伸び切れず6着に敗れた。
勝った
スーパージーンは、
父サッカーボーイ、
母メイタイザン(
その父パーシャンボーイ)という血統。03年4月の
湾岸S(1600万下)で2着に5馬身差をつける圧勝でOP入りするも、脚部不安で休養に入り。今年4月に復帰すると、休養明け2戦目の
新潟大賞典(G3)で3着に好走。前走の
北九州記念は10着に敗れたが、重賞5戦目で初制覇を飾った。通算成績は27戦8勝。同馬の優勝で、新潟競馬場が改装された01年以降、同レースは関西馬の4連勝となった。
鞍上の
中舘英二騎手は、
アサカディフィート(セン6、栗東・鶴留明雄厩舎)で制した
中山金杯(G3)に続き、今年重賞2勝目。通算では21勝目。管理する坂口正則調教師は、
マルターズヒート(牝3)で制した03年
フェアリーS(G3)以来の重賞制覇で、通算15勝目。
中舘英二騎手、坂口正則調教師ともに、同レース初制覇。