中山11Rの
スプリンターズステークス(3歳以上GI・芝1200m)は、2番人気
ロードカナロア(
岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分06秒7のレコード。3/4馬身差の2着に1番人気
カレンチャンが、クビ差の3着に9番人気
ドリームバレンチノがそれぞれ入線。
ロードカナロアは栗東・安田隆行厩舎の4歳牡馬で、
父キングカメハメハ、
母レディブラッサム(母の
父Storm Cat)。通算成績は12戦7勝となった。
レース後のコメント
1着
ロードカナロア 岩田康誠騎手「強い馬が強いレースをして勝てたということです。前回は暑さと馬への過信があって脚が上がってしまいましたが、前回の失敗をしないように心がけて乗りました。今日は
カレンチャンだけを見ながらレースをしました。
スプリンターズSを勝つことが自分の使命だと思っていたので、それを果たせてよかったです」
安田隆行調教師のコメント
「前走は
函館スプリントSから3ヶ月のブランクがあり、直線でモタモタしていました。そのレースを使って体調がグーンとアップしたので、今日は自信を持って臨めました。
高松宮記念からひと夏超えて馬がたくましくなり、足腰がしっかりしてきました。今後についてはまだ白紙ですが、オーナーと相談して、海外も含めていろいろと前向きに考えたいと思います」
2着
カレンチャン 池添謙一騎手「いいスタートでしたし、スムーズなレースができました。直線も手応え通りにしっかり伸びてくれています。でも、ピッタリとマークされていましたからね。悔しいです。この馬と3連覇したかったです」
3着
ドリームバレンチノ 松山弘平騎手「すごく苦しい競馬でしたが、ここまでやってくれました。でも、これぐらいは走れる馬だと思っていました。次のある馬ですし、これからが楽しみです」
4着
エピセアローム 武豊騎手「がんばりましたが、残念です。4コーナーで1、2着馬に一気に離されてしまいました。最後は差を詰めてくれたのですが……。まだ3歳ですし、来年が楽しみです」
5着 ラッキーナイン B.プレブル騎手
「スタートで飛び上がってしまい、出遅れたのがすべてでした。後方からのレースとなり、最後の直線も外を回すしかなかった。レコード決着のレースで、最後あれだけ伸びてきただけに、スタートの出遅れがもったいなかった」
C.ファウンズ調教師のコメント
「スタートをミスしてしまったのがすべて。4コーナーを外を回ることとなり、最後はいい脚を使ってくれただけに残念です。今年こその気持ちでいたのですが……。またがんばります」
6着
サンカルロ 吉田豊騎手「前走がらしくない負け方でしたが、今日は勝負どころからいつものようになってくれましたし、うまくさばければという感じでした。怯まずに伸びてくれましたし、涼しくなってこれからどんどんよくなると思います」
8着
パドトロワ 安藤勝己騎手
「返し馬で少し硬いなと感じました。ダッシュもあまりよくなく、もう少し内の方がよかったです。それにあの時計で走られてはちょっと苦しいですね」
9着
ブルーミンバー 松岡正海騎手「デキもよく、がんばってくれました」
10着 リトルブリッジ Z.パートン騎手
「スタートはよかったが、香港でのレースと比べるとペースがあまりにも速すぎた」
C.シャム調教師のコメント
「この馬にとっては少しペースが速すぎたみたいだ。英国の6月のレースから、香港のオフシーズンもあり3ヶ月あくこととなり、1レース使っていれば違った結果になったと思うが、このタイムだと少し苦しかった」
12着
マジンプロスパー 福永祐一騎手
「楽に行けました。雰囲気は楽でしたが、最後は……。時計も速いですね」
15着 キャプテンオブヴィアス O.チャベス騎手
「スタートは非常によかったと思う。道中は2度ほど厳しい場面があったが、レコードタイムが出るくらい速い流れで馬はよくがんばってくれた」
S.バリッジ調教師のコメント
「パドックでも落ち着いていて、コンディションはよかった。スタートも決まったが、道中外めを走ったのが残念でした。タイムの速い決着に対応できなかった」
提供:ラジオNIKKEI