20日、昨年の2冠馬
ネオユニヴァース(牡4、
父サンデーサイレンス)の引退式が札幌競馬場で行われた。ダービー優勝時の13番のゼッケンを付けて登場した同馬は久しぶりの競馬場の雰囲気にやや興奮気味だったが、それでもクラブオーナーなど約60人の出迎えを受けて、第二の馬生へのスタートを切った。あいさつに立った吉田照哉さんは「今年は
凱旋門賞への挑戦を夢見ていましたが、果たせず残念です。残された夢は産駒に托したい。これからも声援をお願いいたします」と語った。
同馬は、
皐月賞、ダービーのクラシック2冠のほか、
きさらぎ賞(G3)、
スプリングS(G2)、
大阪杯(G2)などに優勝しており、通算成績13戦7勝。今後社台グループが中心となるシンジケートに総額12億円評価でリースされ、早来・社台スタリオン
ステーションで種牡馬生活に入る。
なお、同日に行われた5R・2歳新馬の入場行進曲には、同馬の引退式にちなみ、人気ロックグループL'Arc-en-Cielのヒット曲「NEO UNIVERSE」が使われていた。