荒尾競馬で現役復帰を予定しているダンツフレーム(牡6、荒尾・宇都宮徳一厩舎)が27日、同競馬場の能力検査に出走し、ダート1400mを1分31秒5(良)で走破して合格した。これで10月5日(火)から始まる8回荒尾競馬でのレース復帰が可能となる。同馬は、荒尾開催で1走した後に浦和・岡田一男厩舎に移籍し、現役生活を続ける予定。

　ダンツフレームは、父ブライアンズタイム、母インタピレネー(その父サンキリコ)という血統。栗東・山内研二厩舎所属から、00年に函館(ダート1000m)でデビュー(2着)。01年アーリントンC(G3)で重賞初制覇を飾り、皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)を2着に好走。02年の宝塚記念(G1)では初G1制覇を果たした。03年には新潟大賞典(G3)を制したが、続く宝塚記念(G1)7着の後、右前浅屈腱炎を発症し03年9月に引退。静内・ヤマダステーブルでの種牡馬入りが決まっていたが、故障の回復が順調だったため、オーナーサイドの意向で種牡馬入りせず、公営での復帰が決まった。現在までの通算成績は22戦6勝(うちG1・1勝、ダート2戦1勝)。

　なお、ダンツフレームが出走した能力検査には、99年愛知杯(G3)勝ち馬バンブーマリアッチも出走し、ダンツフレームから1.0秒差の1分32秒5で合格した。同馬は昨年12月にJRA登録を抹消。荒尾に移籍後は4戦4勝。