22日、阪神競馬場で来年のクラシック戦線を占う注目の中距離重賞・ラジオNIKKEI杯2歳S(2歳・GIII・芝2000m)が7頭立てで行われ、2コーナーまで3番手に取り付いた
福永祐一騎手騎乗の1番人気
エピファネイア(牡2、栗東・角居勝彦厩舎)が、外目から4コーナーを楽な感じで回り、直線向いて最内で逃げ粘る5番人気
バッドボーイ(牡2、栗東・
河内洋厩舎)と、間に入った2番人気
キズナ(牡2、栗東・
佐々木晶三厩舎)との叩き合いに。それでも、終始手応えに余裕のあった
エピファネイアが最後に外からきっちり捕らえ、2着
バッドボーイに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分5秒4(稍重)。
さらにクビ差の3着に、勝ち馬と同じく2戦2勝で挑んだフェレノプシスの半弟・2番人気
キズナ(牡2、栗東・
佐々木晶三厩舎)が入った。なお、3番人気
ラウンドワールド(牡2、栗東・松田博資厩舎)は、後方追走のまま6着に敗れている。
勝った
エピファネイアは、
父シンボリクリスエス、
母シーザリオ、
その父スペシャルウィークという血統。
母シーザリオは、同じく福永騎手とのコンビで05年
オークス・アメリカン
オークス(米-GI)など、重賞3勝を挙げている。
自身はこれで、10月21日の新馬戦(京都芝1800m)、11月24日の
京都2歳Sに続くデビューから無傷の3連勝達成。前走では、同じく小回り形態の京都芝2000mで内を突いての完勝だったが、今回は外を回っての差し切り勝ち。ここまで1走ごとに違う顔を覗かせての勝利を重ねて、来春待ち遠しい重賞初勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
エピファネイア(牡2)
騎手:
福永祐一厩舎:栗東・角居勝彦
父:シンボリクリスエス母:シーザリオ母父:スペシャルウィーク馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
通算成績:3戦3勝(重賞1勝)