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2011年宝塚記念制覇のアーネストリーが引退、種牡馬入りへ

  • 2013年01月08日(火) 14時40分
 8日、2011年の宝塚記念優勝馬、アーネストリー(牡8歳、栗東・佐々木晶三厩舎)が明日9日付で登録を抹消して現役を引退、今後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入りすることが明らかとなった。

 アーネストリーは、2007年7月8日の新馬戦(阪神・芝1800m)で、のちに同年阪神JF・翌年オークスを制したトールポピーを2馬身差退けてデビュー戦を勝利。

 若駒時代の2〜3歳時は脚部不安で順調に使える時が殆どなく、本格化したのは古馬になった4歳秋からで、2009年中日新聞杯(中京・芝2000m)で重賞初勝利。5歳時、5月の金鯱賞(京都・芝2000m)で重賞2勝目を挙げると、続く宝塚記念で3着、札幌記念1着、天皇賞・秋でも3着に入った。

 その後、また脚部不安が生じて休養に入り、6歳5月の金鯱賞で復帰するも、休み明けの影響も響いて3着に敗れた。しかし、次走6番人気での出走となった宝塚記念では、ブエナビスタエイシンフラッシュローズキングダムルーラーシップら強豪各馬の追撃を強気の早め2番手から2分10秒1のレコードタイムで押し切って見せ、普段の調教も含めてデビュー戦以来殆どのレースで手綱をとって同馬の全てを知り尽くす、佐藤哲三騎手とのコンビで嬉しいGI勝利を飾った。

 翌秋のオールカマーで重賞5勝目を飾るも、以降は引退レースとなった昨年暮れの有馬記念まで8度重賞に出走したが、5着が最高でなかなか満足のいく成績が挙げられずじまいではあったが、明け8歳にして父グラスワンダーの後継種牡馬として、この春から晴れて新たなスタートを切ることが決まった。

【プロフィール】
アーネストリー(牡8)
騎手:佐藤哲三
厩舎:栗東・佐々木晶三
父:グラスワンダー
母:レットルダムール
母父:トニービン
馬主:前田幸治
生産者:ノースヒルズマネジメント
通算成績:29戦10勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2011年宝塚記念(GI)

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