27日、
川崎競馬場で第59回
エンプレス杯(4歳上・ダ2100m・GII・1着賞金3500万円)が行われ、道中は中団に待機していた
岩田康誠騎手騎乗の1番人気
ミラクルレジェンド(牝6、栗東・
藤原英昭厩舎)が2周目3コーナー手前からじわっと動いて先行集団を射程圏に入れると、直線向いては逃げ込みを図る3番人気
エミーズパラダイス(牝4、船橋・川島正行厩舎)を残り60mで捕らえて差し切り、最後は1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分15秒9(稍重)。
さらに5馬身差の3着に、ゴール前で内から追い上げた2番人気
ダートムーア(牝5、栗東・
吉田直弘厩舎)が入った。
勝った
ミラクルレジェンドは、
父フジキセキ、
母パーソナルレジェンド、
その父Awesome Againという血統。半弟
ローマンレジェンド(牡5、栗東・
藤原英昭厩舎)は、2012年
東京大賞典(GI)ほか、重賞2勝を挙げてダートで11戦9勝。自身は近2走、JCダート・
東海Sと
JRAの重賞レースでは6着。得意の牝馬限定交流重賞に戻り、現役最後のレースとなった今回は、単勝1.1倍の圧倒的な支持に応えてモノの違いを見せつける差し切り勝ち。昨秋の当地・
JBCレディスクラシック以来となる、8度目の重賞制覇は通算12勝目となって有終の美を飾った。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ミラクルレジェンド(牝6)
厩舎:栗東・
藤原英昭父:フジキセキ母:パーソナルレジェンド母父:Awesome Again馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:25戦12勝(
JRA12戦5勝、重賞8勝)
主な勝ち鞍:2011年、2012年
JBCレディスクラシック