9日25時(現地20時)、UAEドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイワールドCの前哨戦・
アルマクトゥームチャレンジラウンド3(GI・AW2000m・1着賞金24万USドル)に、日本から
トレイルブレイザー(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)が、
武豊騎手を鞍上に出走。
抜群の好スタートを決めて、道中は絶好位2番手を追走していた
トレイルブレイザーは3コーナーまではいい手応えで、先頭に一旦は並び掛けるシーンも。ただ、4コーナーを迎えるあたりで手応えが怪しくなり、直線は向いて
武豊騎手が懸命に追うも伸びあぐねて、12頭立ての10着に惨敗。ドバイ初挑戦は厳しい結果となり、2010年の
レッドディザイア以来、このレースの日本調教馬での制覇はならなかった。
同馬は、30日(土)の
ドバイワールドカップデーに行われる複数のレースに照準を合わせて遠征を行っているが、陣営はこのレースの結果でオールウェザーへの適性を見極め、次走を判断するとしている。
なお、レースを制したのは、S.デソウサ騎手騎乗の地元馬ハンターズライト(牡5、UAE・S.ビン・スルール厩舎)で、中団直後の追走から直線半ば一気の差し脚を繰り出して圧勝。2着はカシアーノ(セン4、UAE・S.ビン・スルール厩舎)、3着は
プリンスビショップ(セン6、UAE・S.ビン・スルール厩舎)が入って地元勢の上位独占となった。
【プロフィール】
◆
トレイルブレイザー(牡6)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
池江泰寿父:ゼンノロブロイ母:リリオ母父:フォーティナイナー馬主:前田幸治
生産者:ノースヒルズマネジメント
通算成績:24戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年
京都記念(GII)