角馬場での運動にたっぷり時間を費やした後、2回目のハロー明けの坂路馬場に移動して追い切られたのが、
タマモベストプレイ(栗東・南井克巳厩舎)。坂路への移動途中は、担当の鶴田昌幸厩務員に引かれる形だったが、少し気合乗りが乏しいんじゃないかなと思うくらい、のんびりと歩いていた。
ハロー明けすぐ、というわけではなかったので、かなり踏み荒らされたウッドチップだったが、テンから軽快なスピードで加速。ラスト2F標識手前から、更に加速していったので「今週の馬場だと、終い少し止まるかな」と思っていたところを、最後は1F12.3秒でまとめた。
全体の時計は4F53.9〜3F39.1〜2F25.1〜1F12.3秒。1Fごとの約1秒ずつラップが速くなっていくという、時計の掛かる馬場状態を考慮すれば、特筆できる数字。前走時の最終追い切りも目立った動きだったが、今回はそれ以上の走り。距離延長に不安の声もあるが、それを打ち消すくらいの絶好調ではないだろうか。(取材・写真:井内利彰)