「第127回
目黒記念・GII」(芝2500m)は26日、東京12Rに18頭で争われ、4番人気の
ムスカテール(栗東・友道)が待望の重賞タイトルを獲得した。道中は12番手でピタリと折り合い、坂下で馬群を割ると一気に突き抜けた。勝ちタイムは2分29秒6のレコード。2着には1馬身半差で、いったん抜け出した2番人気の
ルルーシュ。さらに3/4馬身差の3着には後方から追い込んだ3番人気の
カフナが入った。
これまでのうっぷんを晴らすかのように、メンバー最速の上がり3F34秒1の末脚を繰り出し豪快に突き抜けた。「強かった。今までにないような脚を使ったね。直線で前があいたらグングン伸びた」と内田博は、その勝ちっぷりに目を丸くした。「やはり左回りがいいんだろうね。右回りはもたれてしまうから」と分析したのは友道師。
宝塚記念(6月23日・阪神、芝2200m)への参戦の可能性を問われると「オーナーと相談をしてから。まだ分からない」と言葉を濁した。今後の進路が注目される。
提供:デイリースポーツ