8日、香港・
ハッピーバレー競馬場で行われた「第7回香港インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ」の第1戦となる4R(芝1650m)で、2番人気チェリシュド
Cherished(牡5、香・D.ヒル厩舎)に騎乗した
武豊騎手(35、栗東・フリー)が1着。日本人騎手として初となる海外100勝を達成した。
同騎手の海外初騎乗はデビュー3年目となる89年8月31日の米国・アーリントンパーク競馬場の
アローワンス競走(7着)。初勝利はその2日後となる9月2日の同競馬場で行われた
アローワンス競走だった。91年8月22日には米国・サラトガ競馬場で行われたセネカH(米G3・芝13f)を
エルセニョール(牡、
父Valdez)に騎乗して海外重賞初制覇。さらに94年9月4日には仏国・ロンシャン競馬場で行われたムーランドロンシャン賞(仏G1・芝1600m)を
スキーパラダイス(牝、
父Lyphard)で勝利し、海外G1初制覇を成し遂げていた。8日現在の海外通算成績は1104戦100勝(うちG1・6勝)。
なお、同レースを含む計3Rの成績を競う香港インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップで、1着、10着、3着と合計16点を獲得。C.スミヨン騎手(仏)と総合優勝を分け合った。