22日、04年
川崎記念(交流G1)を制した
エスプリシーズ(牡6、川崎・武井榮一舎)が引退することがわかった。今後は、
ダイタクヘリオス(
父ビゼンニシキ)などの繋養実績がある青森県の山内牧場で種牡馬となる。なお、24日の川崎競馬最終レース終了後、メインスタンド前にて同馬の引退式が行われる予定。
エスプリシーズは
父カコイーシーズ、
母スマコバレディ(
その父スマコバクリーク)という血統。01年11月、
川崎競馬場でのデビュー戦を飾ると、着実に勝ち星を重ね、02年は南関東クラシック路線で活躍した。03年に
船橋記念で初重賞制覇を達成すると、交流重賞戦線でも
JBCスプリント(交流G1)5着、
東京盃(交流G2)3着、
群馬記念(交流G3)3着など健闘した。同年12月の
京成盃グランドマイラーズ、04年1月の報知
オールスターCと連勝して臨んだ04年2月に行われた
川崎記念では、1番人気の
スターキングマン(牡6、栗東・
森秀行厩舎)に4馬身差をつけるレコードタイム(2分12秒8)で圧勝。交流重賞初制覇をG1で飾った。その後は休養に入り、昨年末に行われた復帰戦、報知
オールスターC(11着)が最後のレースとなった。通算成績23戦10勝(うち重賞5勝)。