10日、03年
中山グランドJ(J・G1)を制し、同年の
最優秀障害馬に輝いた
ビッグテースト(牡7、栗東・中尾正厩舎)が競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は栗東ホースクラブで乗馬となる予定。
本馬は、
父ノーザンテースト、
母クラフテイワイフ(
その父Crafty Prospector)という血統で、全兄には95年
マイラーズC(G2)を制した
ビッグショウリ、半弟に先日引退したダート7戦7勝の
スパイキュール(
父サンデーサイレンス)、甥に04年
アルゼンチン共和国杯(G2)を制した
レニングラード(
父トニービン)がいる。00年10月のデビュー戦(京都・ダート1400m)を勝利で飾ったが、平地では結果を残すことができず、02年4月に障害入り。2戦目で勝利すると、
小倉サマーJ(J・G3)で3着になるなど素質を見せる。その後も着実に勝ち星を重ね、迎えた03年
中山グランドJを常石勝義騎手とのコンビで快勝し、重賞初勝利がG1制覇となった。その後は不振が続き、04年4月に右第3指骨を骨折し、長期休養を余儀なくされる。1年振りに出走した4歳500万下(ダート1700m)4着が最後のレースとなった。通算成績25戦6勝(うち重賞1勝、障害19戦5勝)。