11日、
佐賀競馬場で行われた
佐賀記念(交流G3・ダート2000m、1着賞金3000万円)は、安藤勝己騎手騎乗の3番人気
マルブツトップ(牡5、栗東・加用正厩舎)が好スタートから先頭に立つと、好位追走から直線外に持ち出した2番人気
クーリンガーの追撃をクビ差抑え逃げ切った。勝ちタイムは2分08秒6(良)。1番人気に支持された
ブラックコンドルは、2着
クーリンガーを追って進出するも直線伸び切れず、さらに2.1/2馬身差の3着に敗れた。
勝った
マルブツトップは、
父ダンスインザダーク、
母ドラムメロディー(
その父Seeking the Gold)という血統。叔父に99年
兵庫ジュニアグランプリ(交流G3)の勝ち馬で、韓国競馬に移籍し1勝を挙げ引退した
アドマイヤタッチ(
父ティンバーカントリー)、02年
マイラーズC(G2)など重賞3勝の
ミレニアムバイオ(牡7、
父サンデーサイレンス)がいる。昨年は3連勝後、
エルムS(G3)で4着、今年初戦となった
平安S(G3)は13着と重賞では勝てなかったが、交流重賞初出走となった今回が重賞初制覇となった。通算成績は21戦7勝(うち地方1戦1勝)。鞍上の安藤勝己騎手、管理する加用正調教師ともに、同レースは初制覇。