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ストレイトガールが2馬身半差V、藤原英師「完成の域にきている」/シルクロードS

  • 2014年02月03日(月) 12時00分
「第19回シルクロードS・GIII」(芝1200m)は2日、京都11Rに16頭で争われ、好位のインを追走した2番人気のストレイトガール(栗東・藤原英)が直線半ばで抜け出すと、最後は後続に2馬身半差をつける完勝。目下の充実ぶりを示す鮮やかな勝ちっぷりで、初めての重賞タイトルを獲得。高松宮記念(3月30日・中京、芝1200m)の主役に名乗りを上げた。勝ちタイムは1分7秒4。接戦の2着争いは圧倒的1番人気を集めたレディオブオペラが辛うじて粘り込み、13番人気リトルゲルダの追撃を鼻差抑えた。

 13年の年度代表馬ロードカナロアの引退により、覇権争いが注目される芝の短距離界へ新星が誕生した。逃げるレディオブオペラを徹底マークし、直線で外から襲いかかるとあっさり勝負を決めた。

「1番(レディオブオペラ)を見ながら行くつもりだった。ゲートもうまく出てくれて、うまくいった」と岩田は会心の騎乗を振り返る。

 昨夏は函館で4連勝を達成。余勢を駆って臨んだ重賞初挑戦のキーンランドCは首差2着に敗れたが、その直後、成長を促すために3カ月半ほど休ませた判断が大正解だった。

「狙い通りだったね。ある程度、完成の域にきている」と藤原英師は、スプリント界の一線級へと成長を遂げた愛馬に目を細めた。「今度は名古屋で?そんなに簡単にはいかん。でも、馬を信じて仕上げていく」。今後は高松宮記念へ直行する。昨夏に戦列へ復帰した際にはまだ500万下に身を置いていたフジキセキ産駒が、その素質を見事に開花させた。

提供:デイリースポーツ

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