23日、東京競馬場で
フェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)が行われ、2番手でレースを進めた
田辺裕信騎手騎乗の16番人気
コパノリッキー(牡4、栗東・
村山明厩舎)が、直線で逃げ馬を交わして先頭に立ち、そのまま好位から追いすがる2番人気
ホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦勝一厩舎)を1/2馬身振り切って優勝した。勝ちタイムは1分36秒0(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着には、後方から脚を伸ばすも前2頭を捕らえるには至らなかった1番人気
ベルシャザール(牡6、栗東・松田国英厩舎)が入った。なお、3番人気
ベストウォーリア(牡4、栗東・石坂正厩舎)は13着に終わった。
勝った
コパノリッキーは、
父ゴールドアリュール、
母コパノニキータ、
その父ティンバーカントリーという血統。昨年の兵庫CSを6馬身差で圧勝した後に骨折し、復帰後はオープン特別で10・9着と苦戦したが、この大一番で見事な復活を果たし、鞍上の
田辺裕信騎手ともども初めてのGI制覇を決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
コパノリッキー(牡4)
騎手:
田辺裕信厩舎:栗東・
村山明父:ゴールドアリュール母:コパノニキータ母父:ティンバーカントリー馬主:小林祥晃
生産者:ヤナガワ牧場
通算成績:9戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年兵庫CS(GII)
【勝利ジョッキー・
田辺裕信騎手のコメント】
まだちょっと(勝利の)実感が沸かないです。2分の1の確率で出走できるかどうかも微妙でしたので、運のある馬だなと思っていました。
(レースは)今まで好走していた先行策を小細工なしで、道中で息を入れられればと思っていました。
エーシントップを目標にしながら折り合いもつきました。4コーナーを回って横にズラッと並んできましたが、
ゴーサインを待つ余裕がまだありましたし、その分凌ぎ切ってくれたと思います。