27日、中山競馬場で行われた
マーチS(G3・ダート1800m)は、
和田竜二騎手騎乗の6番人気
クーリンガー(牡6、栗東・岩元市三厩舎)が、後方から追い込んできた8番人気
サミーミラクルをクビ差抑えて快勝した。勝ちタイムは1分52秒0(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には、59キロを背負った3番人気の
ユートピアが入った。1番人気の
タイキエニグマは好位を追走したが、直線で伸びを欠き12着に敗れた。
勝った
クーリンガーは
父フォーティナイナー、
母クールアライヴァル(
その父Relaunch)という血統。全姉に99年の
葵S(OP)を勝つなど
JRAで5勝を挙げた
クールネージュがいる。重賞勝ちは02年サラブ
レッドチャレンジC(交流G3)、04年
佐賀記念(交流G3)、04・05年
名古屋大賞典(交流G3)に続き5勝目、
JRA重賞は初制覇となった。通算成績は37戦9勝(うち地方12戦4勝)。
鞍上の
和田竜二騎手は、
ダンツジャッジで勝った03年ダービー卿CT(G3)以来の
JRA重賞勝ちで、通算21勝目。管理する岩元市三調教師は、
トッププロテクターで制した02年の
北九州記念(G3)以来の
JRA重賞制覇で通算31勝目。
和田竜二騎手、岩元市三調教師ともに同レースは初制覇。