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【さきたま杯】(浦和・JpnII)〜ノーザンリバーがゴール寸前で捉えて重賞4勝目

ラジオNIKKEI
  • 2014年05月28日(水) 19時03分
 浦和競馬場(天候:晴 馬場:重)で行われたダートグレード競走・第18回さきたま杯(4歳以上オープン、JpnII、ダート1400m、1着賞金3100万円)は12頭が出走し、JRAノーザンリバーが単勝1.8倍の1番人気に応えて優勝した。
 船橋のナイキマドリードがハナを切り、差のない2番手に大井のセイントメモリーがつけ、兵庫のタガノジンガロが外につけて3番手、内の4番手が2番人気のJRAセイクリムズン、さらに4番人気のJRAダノンカモンJRAノーザンリバーが続いた。
 向正面に入り7番手で追走していた7番人気の川崎のトキノエクセレントが外からグングンと上昇して逃げたナイキマドリードと並んで3コーナーを回った。そして4コーナーではナイキマドリードを振り切り、トキノエクセレントが先頭で直線に向いた。これを見てノーザンリバーは外を、セイクリムズンは内を回って差を詰めた。
 残り200メートルのところでは完全に抜けたトキノエクセレントが大金星をあげたと思われたが、猛然と追い込んだノーザンリバーがゴール寸前でクビ差交わして優勝した。勝ちタイム1分26秒7。勝利騎手はJRA蛯名正義。2馬身差の3着はJRAセイクリムズン、1馬身差で道中後方からレースを進めて追い込んだ3番人気のJRAゴールスキーが4着。逃げたナイキマドリードが5着となり、ダノンカモンは見せ場なく9着に終わった。
 ノーザンリバーは、父アグネスタキオン母ソニンク(母の父Machiavellian)の牡6歳鹿毛馬。JRA栗東・浅見秀一厩舎所属。今年は根岸ステークスで2着、GIのフェブラリーステークスでも4着と好走。その後大井の東京スプリントを勝ち、前走の名古屋でのかきつばた重賞はタガノジンガロに敗れて2着となったが、ここで勝って重賞4勝目をあげた。通算成績は21戦8勝(中央競馬では17戦6勝)となった。

〜レース後の関係者のコメント〜

1着 ノーザンリバー(蛯名正義騎手)
「位置取りは、自分が思っていたよりも後ろでした。最後の直線に向いてからは、この馬本来の伸びでした。残り100mでも良い脚だったので、何とか間に合ってくれると思っていました。ここのところ状態が良くて、成績も安定しているので、今後も楽しみです。」

(浅見秀一調教師)
「スタンドの位置から、ゴール前では変わったのか変わっていないのか、あまり良く分かりませんでした。しかし、ジョッキーが上手くさばいて乗ってくれました。よく考えて乗っていると思います。次走についてはオーナーと相談して決めたいです。今後、一番の目標はJBCスプリントです。」

2着 トキノエクセレント(見澤譲治騎手)
「直線で少しもたれてしまい、うまいこと真っ直ぐ走れませんでした。しかし、今後のダートグレード競走への手応えは感じました。」

3着 セイクリムズン(岩田康誠騎手)
「思い通りのレースはできました。しかし、3〜4コーナーにかけてペースが上がった時に、置いていかれてしまいました。今日は馬も、落ち着いているのか、ボーっとしているのかという感じでした。」

4着 ゴールスキー(浜中俊騎手)
「小回りの1400mなので、器用にコーナーを回れないところがあります。その点で上位との差が出ました。中央場所の広いコース、例えば東京の1400m辺りがベストでしょう。」

7着 タガノジンガロ(木村健騎手)
「前回よりも状態は良かったです。しかし、もたれてしまい、全然追えませんでした。」

(取材:米田元気)

ラジオNIKKEI

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