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【安田記念】栗東レポート〜フィエロ

ラジオNIKKEI
  • 2014年06月04日(水) 16時04分
 8日(日)に東京競馬場で行われる第64回安田記念(GI・芝1600m)に出走するフィエロ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)について、追い切り後共同会見での関係者のコメントは以下の通り。

フィエロについて藤原英昭調教師
「(マイラーズカップを振り返って)能力を確信していましたから、ようやくそれが開花してきたかなと感じました。血統や走法から見てもマイルのスペシャリストにという考えでしたし、若い頃は非力さ、中身のひ弱さもあってなかなか数は使えなかったので、大事に使ってきました。その中で確信していた素質がどこで開花してくれるか、とずっと思ってきました。

 前回は勝ちたかったのですが、相手がワールドエースでしたからね。あとは時計が相当早かったので反動を心配していましたが、反動もなく来られたので、ステップとしては良かったと思います。操縦性も良くて期待通りに走ってくれる馬ですから、トーセンラーホームランバッターならフィエロはアベレージを期待できるバッター、そういった意味では競馬がしやすいと思います。

 追い切りは先週、今週と岩田騎手に乗って貰いました。先週の時点である程度馬はできていたので、今週は相手に合わせてちょっと抜け出すという指示でした。動き自体はもう少しスパッと切れると思いましたが...ちょっともたついたのが気になりました。ただ、岩田騎手の動きにはまだまだ余裕があるように見えましたし、息も乱れていなかったので、まだ走っていないのかなという感じでした。それは競馬で最後に出してくれればと思っています。

 岩田騎手には、勝負して来いと指示するつもりです。トーセンラーに関してはジャスタウェイを徹底マークで進めていく、という話はジョッキーとしていました。それで負けたら仕方ないですが、フィエロに関しては岩田騎手の感性に任せて好きなように、というイメージは持っています。

 (トーセンラーの話題になりますが、ジャスタウェイと真っ向勝負ですか?の問いに)ぜひ真っ向勝負したいですね。おそらく、ジャスタウェイが前にいると思いますからそれをマークしながら、瞬発力勝負をしてみたいですね。ただフィエロも崩れない馬ですから、捌きながら最後に来てくれたらというイメージはあります。素質がようやく開花してまだまだ底を見せていませんし、期待してGIに送り出したいと思います」

(共同会見より〜取材:大関隼)

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