今月4日、89年の
桜花賞馬
シャダイカグラ(牝19)が繁養先の平取・びらとり牧場で動脈瘤破裂のため死亡していたことが分かった。
シャダイカグラは、
父リアルシャダイ、
母ミリーバード(
その父ファバージ)という血統。甥に
オースミブライト(
父ラストタイクーン、
神戸新聞杯-G2)、姪に
オースミコスモ(
父フジキセキ、
関屋記念-G3)などがいる。89年
桜花賞(G1)を制し、
オークス(G1)もクビ差の2着とクラシックを戦線を賑わせたが、
エリザベス女王杯(G1)のレース中に故障を発症し、引退、繁殖入りした。通算成績11戦7勝(重賞3勝)。
繁殖入りしてからは、流産、不受胎が続き、生涯で6頭の産駒しか残せなかった。唯一の
JRA勝ち馬である2番仔の
エイブルカグラ(
父ジェイドロバリー、
JRA・1勝)から、99年
忘れな草賞(OP)など
JRA・4勝を挙げた
アスクコマンダー(
父コマンダーインチーフ)などが出ている。現2歳の
マーベラスサンデー産駒(牝)が最後の産駒となる。