ディサイファはオープン昇級後も手堅い競馬で(4)(3)(2)(2)着と活躍。勝ち切れないものの、抜群の安定感は頼りになる。「この馬の力は出しているけど、前走(
都大路S2着)は相手が悪かったかな」と小島良助手。出来は高いレベルでキープできているだけに、何としてもタイトルがほしいところ。美浦Wの1週前追い切りは5F69秒0-12秒7(馬なり)。相手に合わせる内容で、余力十分に駆け抜けたのは好感が持てる。「少し荒れた馬場の方がいいタイプ。先週末の雨で時計がかかるようになったのは、プラスだと思うよ」。3勝を挙げる東京変わりは大歓迎。時計が少しでもかかるようなら、勝機が生まれてくる。
香港・
チャンピオンズマイルで10着に敗れた
マイネルラクリマ。世界の分厚い壁にはね返されたが、「初めての海外遠征で、いろいろ慣れない面もあったから仕方ないね」と上原師。今回は遠征帰りの一戦となるが、「香港へ遠征後はここを使う予定だった」と言うように、久々の重賞奪取へ向け態勢は万全だ。7日の1週前追い切りは美浦Wで84秒9-41秒8-13秒2(馬なり)をマーク。疲れを感じさせない動きでキビキビとした動きが目を引いた。すでにGIII2勝と実績は十分で、力を出し切れば上位争いは必至。東京コースも重賞で3着があり、心配は無用だ。
提供:デイリースポーツ