東西の素質馬が15日の東京5R(芝1800m)で激突する。落ち着き満点の姿はまるで古馬だ。
アヴニールマルシェ(牡)に「ディープ産駒はきゃしゃで子どもっぽいイメージなんだけどね。これは違うな」。藤沢和師の視線の先には480キロの好馬体。祖母に97年
桜花賞馬
キョウエイマーチを持つ良血馬が初陣を迎える。
度肝を抜いたのは5月28日の追い切り。美浦芝で
ペルーサ(7歳オープン)を相手にほぼ互角の動きを見せた。「気難しいところがなくて素直。この子は楽だよ。しっかり時計も出している。言い訳はできないね」と初戦Vを強く意識する。コンビを組む北村宏も「落ち着いていて、悪いことをしない。素軽い感じでいいですよ」と評価。フランス語で“未来への行進”を意味する馬名にふさわしい走りを披露する。
提供:デイリースポーツ