16日、阪神競馬場で行われた
マイラーズC(G2・芝1600m)は、
横山典弘騎手騎乗の3番人気
ローエングリン(牡6、美浦・伊藤正徳厩舎)が、2番手追走から4角手前で先頭に立ち、7番人気
プリサイスマシーンの追撃をクビ差退けて快勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。さらに1.1/2馬身の3着は10番人気
アサクサデンエンが入り、関東馬の上位独占となった。
1番人気に推された
ハットトリックは、直線入り口で窮屈な競馬になり9着、2番人気
カンパニーは外から伸び切れず4着に敗れた。
勝った
ローエングリンは、父Singspiel、母が95年仏
オークス(仏G1)を制した
カーリング(
その父Garde Royale)という血統。03年の
マイラーズC(G2)をレコード勝ちして以降、14戦連続して勝ち切れない競馬が続いていたが、今回の勝利で2年振りの勝利を挙げた。
JRA重賞は3勝目で、通算成績は30戦9勝(海外3戦0勝)。
鞍上の
横山典弘騎手は、
クラフトワークで制したアメリカJCC(G2)に続き、今年4度目の
JRA重賞制覇で通算83勝目。管理する伊藤正徳調教師は、03年の同レース以来の
JRA重賞制覇で、通算17勝目。