中京11R・
ジュライS(ダート1800m)は2番人気の
ヴォーグトルネード(栗東・五十嵐)が、後続を4馬身突き放す圧勝劇で連勝を決めた。勝ちタイムは1分50秒0。4馬身差の2着争いは逃げた5番人気の
メイショウコロンボ。さらに鼻差の3着には2番手追走の1番人気
サトノプリンシパルが入った。
最後方からでも慌てず騒がず、4角でも14番手。直線はロスなく馬群をさばいて突き抜けた。「前半はついていけなかったが、腹をくくった」と福永は会心の追い込みVに満足げ。五十嵐師は「クラスが上がるごとに切れるようになった」と驚きの表情で期待馬のオープン連勝を喜んだ。
秋のダート王決定戦は、これまでのJCダートから
チャンピオンズカップ(12月7日)に。舞台は今回と同じ中京ダート1800mだ。「左回りにこだわる」と、トレーナーは
BSN賞(8月30日・新潟、ダート1800m)での賞金加算をにらめば、主戦も「いよいよこれから」と先を見据えた。
サウスポーの5歳馬が頂点奪取をにらみ、さらに加速していく。
提供:デイリースポーツ