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オークス、シーザリオ差し切り

  • 2005年05月22日(日) 15時45分
 22日、東京競馬場で行われたオークス(G1・芝2400m)は、福永祐一騎手騎乗の圧倒的1番人気シーザリオ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、後方追走から直線馬群を割ると、先に抜け出した2番人気エアメサイアをクビ差捕らえ快勝した。勝ちタイムは2分28秒8(良)。さらにクビ差の3着は3番人気ディアデラノビアが入った。4着には逃げた5番人気エイシンテンダーが入った。

 レースはエイシンテンダーが逃げる展開。シーザリオは1角で後方2番手、エアメサイアディアデラノビアは中団で脚を溜める。直線入り口でエイシンテンダーがスパートすると、エアメサイアディアデラノビアが馬群を割って先頭に並びかける。シーザリオはその外から懸命の追い込みを見せ、ゴール寸前でエアメサイアを捕らえG1初制覇を達成した。

 勝ったシーザリオは、父スペシャルウィーク、母がラトガーズBCH(米G3)の勝ち馬キロフプリミエール(その父Sadler's Wells)という血統。従兄にゴーテンベルグ Gothenberg(父ポリッシュパトリオット、愛インタナショナルS-愛G2)がいる。デビュー3戦目のフラワーC(G3)で重賞初制覇を飾ると、前走の桜花賞(G1)では、福永祐一騎手が騎乗したラインクラフトの2着に惜敗していた。通算成績5戦4勝。

 桜花賞2着馬のオークス制覇は、97年メジロドーベル以来、8年ぶり史上11頭目。現3歳世代が2年目の産駒となるスペシャルウィークは、初のG1ウイナーを輩出した。

 鞍上の福永祐一騎手は、メイショウボーラーで制したフェブラリーSラインクラフトで制した桜花賞NHKマイルCに続き、JRA・G1は今年4勝目で、通算10勝目。異なる馬での桜花賞オークス同年制覇は、1965年の加賀武見騎手以来、史上2人目の快挙となる。管理する角居勝彦調教師は、デルタブルースで制した昨年の菊花賞に続きJRA・G1は2勝目となった。

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