今年から新設の2歳重賞として行われるいちょうS。ここには新馬戦で能力の高さを見せた
サトノフラムや
ネオルミエール、徐々に力をつけている
クラリティスカイなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/11(土) いちょうS(2歳・重賞・東京芝1600m)
サトノフラム(牡2、栗東・安田隆行厩舎)は新馬戦で好スタートから2番手に控え、直線に入ってムチも使わず軽く追っただけで楽々と抜け出し、2着馬に2馬身差をつけて快勝した。センスと能力の高さを感じさせる内容だったし、ここでも有力候補となるだろう。
ネオルミエール(牡2、美浦・
藤沢和雄厩舎)の新馬戦はクビ差の勝利だったが、2着に負かした
クラージュシチーは5日の未勝利戦で10馬身差の圧勝を決めた。当然、レベルの高い相手を退けた本馬の能力も相当なものと言えるし、
母シルクプリマドンナとの母仔クラシック制覇を目指すためにも、ここで賞金を積み上げておきたいところだ。
クラリティスカイ(牡2、栗東・
友道康夫厩舎)は初勝利までに3戦を要したものの、勝った前走は中団追走から突き抜けてコースレコードにコンマ2秒差という強い内容だった。使われながら力をつけてきていることが窺えるし、このメンバー相手でも上位争いが期待できる。
その他、
札幌2歳S7着からの巻き返しを狙う
ミッキーユニバース(牡2、美浦・
藤沢和雄厩舎)、
クローバー賞を制した
トーセンラーク(牝2、美浦・菅原泰夫厩舎)、
函館2歳Sで11番人気ながら2着に入った
タケデンタイガー(牡2、美浦・
武市康男厩舎)なども上位争いに加われて良い素材だろう。発走は15時45分。