秋初戦の
神戸新聞杯で7着に敗れた
トーセンスターダム。「使った効果はあるし、前走はもともとそういうテーマを持って臨んだ一戦だったからね」と、池江師はあくまでも叩き台の一戦と説明。
武豊を背に行われた1週前追い切りは、栗東CWで6F84秒0-12秒7(馬なり)。
天皇賞・秋に出走する
サトノノブレス(4歳OP)に追走先着。キビキビとした脚さばきで、状態は確実にアップしている。「ベストではないだろうけど、距離も悪くはないと思っている。(京都コースに変わり)競馬もしやすくなるだろうね」。鞍上は京都の長丁場で圧倒的な強さを見せる
武豊。デビュー戦から手綱を取る名手のエスコートがあれば、巻き返しても不思議ではない。
セントライト記念3着の
タガノグランパは、16番人気で4着に健闘したダービーがフロックでないことを証明。松田博師も「春は引っ掛かるところもあったが、前走は折り合えた。精神的な成長もあると思う」と満足げな表情でレースを振り返る。栗東CWの1週前追い切りでは6F85秒4-12秒1(強め)のタイムで、
秋華賞に出走した
サングレアル(3歳OP)に0秒3先行して首差遅れ。それでも気配は前走時より良化しており、ひと叩きされた効果は十分だ。「レース後も順調で変わらずにきている。(追い切りは)
サングレアルと併せてしっかりやったが、1週前としては上々」。ここ2戦でスタミナは証明済み。さらに折り合いという武器を手に入れた今なら、淀の3000mもドンとこいだ。
提供:デイリースポーツ